月の下の砂漠の上で

部屋を出るとき

「美月…」

「ん?」

ライルに呼びかけられた

「やはりいい。気にするな」

「うん、じゃあ また明日」

廊下には仁王立ちをして待っているマハルが

「対等の者をつくるなんて王は何を考えているんだ…。」

「…ごめんなさい。やっぱり対等とかはなかったよね?」

「…いや、そなたが王を裏切らなければいい。」

「うん。気をつける」

「王宮は広い。帰り道がわからないと思って待ってたんだ部屋までの道はまだ覚えてないだろう?」

「そういえば覚えてない…ありがとう」



しばらく歩くと

「ここだ。明日は議会があるから早く寝て備えろよ」

「うん、ありがとう」

広い部屋に入ったとたん

なんだかいろいろなことがありすぎて急に睡魔が襲ってきた…

ベットもふかふか

さすが宮殿





< 50 / 136 >

この作品をシェア

pagetop