月の下の砂漠の上で


「へぇ、そうなんだ。ゆっくり休めるといいね♪」


「… 宮殿を案内してやる」



「ありがとう!」


トン トン トン

ドアがノックされる


「何だ?」

「王、そろそろ お時間です」

「今、行く。美月…終わったらすぐに俺の部屋に来い」

「うん、行ってらっしゃい。何するか詳しいことはしらないけど頑張ってね」


「あぁ」


微笑んで返事をするライルにドキッとした


まただ…


でも、これは不可抗力!!

ライルの顔がカッコ良すぎるから。


あんなカッコいい人が笑うのなんて見たことないから、免疫がないだけ


しばらくすれば、きっとこんなことなくなる


だから


「恋」なんかじゃない


ライルに「恋」はしたくない









…しちゃダメだ
< 61 / 136 >

この作品をシェア

pagetop