月の下の砂漠の上で
「へぇ、そうなんだ。ゆっくり休めるといいね♪」
「… 宮殿を案内してやる」
「ありがとう!」
トン トン トン
ドアがノックされる
「何だ?」
「王、そろそろ お時間です」
「今、行く。美月…終わったらすぐに俺の部屋に来い」
「うん、行ってらっしゃい。何するか詳しいことはしらないけど頑張ってね」
「あぁ」
微笑んで返事をするライルにドキッとした
まただ…
でも、これは不可抗力!!
ライルの顔がカッコ良すぎるから。
あんなカッコいい人が笑うのなんて見たことないから、免疫がないだけ
しばらくすれば、きっとこんなことなくなる
だから
「恋」なんかじゃない
ライルに「恋」はしたくない
…しちゃダメだ