月の下の砂漠の上で
えーっと 私はどこにいけばいいんだ?
とりあえず 部屋に戻ってればなんとかなるよね。
部屋のドアを開ければ さっきもらった赤い鳥が
あ、名前はつけるべきだよね!
何がいいかなぁ。
黄色い毛並みにつぶらな赤い瞳
う~ん…
黄、赤 …キア
アキちゃん!!
「今日から君のことアキちゃんって呼ぶね!」
アキちゃんは何も答えずにこちらを見つめてるだけ
漫画とかだったらピーって鳴いたりするんだけどなぁ
トン トン
「はーい」
「失礼します。美月様、講義の時間です」
入ってきたのはナチ
時間の無駄だとでもいうようにすぐに白い紙を机の上に広げた
「これは何?」
「この世界の支配者を並べた物です」
「変な模様がいっぱいかいてあるね…」
「…そうでした、すみません。美月様は異国から来た方、読めないのは当たり前なのに気付きもせずすみませんでした。」
改めて変な模様を見てみる
…?
あれ
…読めるかも
「ここの一番上って王?」
「はい、そうですが…読めるんですか?」
あ!あってたみたい♪
「うーん…、読めるっていうよりも、言葉が浮かんでくるような感じで。二番目は…巫の月?」