短い恋バナ
「へぇ。じゃあ、お前も俺を好きなんだ?」
窪田さんは私の顎に手をやって私の顔を持ち上げた。
「やだぁ〜恥ずかしくなった!」
…!!!
ほっぺにキスした。
おでこにキスした。
目にキスした。
希望階を押さなかったエレベーターは閉まったままで
肩に置かれた窪田さんの手のひらが熱くて
どうにかなってしまいそうだ。
「付き合いたい?」
「?はぃ。」
「じゃあ、沢村から口にキスして?」
恥ずかしくてたまらなかった。
けど、好きなんだもん。
チュッ…
何度も何度もキスした。