よ!ケタロウ! ~ゆうじんの戯言


次の瞬間、男はスポットライトの中で叫んだ。



「あーーー!!」



暗闇に、その声は鳴り響いた。



男は、ベンチに座りこんだまま、頭を抱えている。



アスファルトに向かい、何かをぶちまけている。



女は、終幕が近いことを知る。



ふと…男は、顔を上げた。


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