よ!ケタロウ! ~ゆうじんの戯言


私は、自分はイライラなどしていない!と思いこむことにした。


砂糖をこぼす~あらあら、と平静を装い拭く。


雑になったのか、唐揚げの油が多めにハネて手にかかる。


…熱くない、大丈夫大丈夫と唱える。


包丁で指を少し切る。


…塩味が足りなかったから、ちょうど良かったわ、と笑う。(これは、嘘だけど)


そんな感じで、最後まで作り終わろうとしていた。


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