よ!ケタロウ! ~ゆうじんの戯言


なぜ、悲しかったのだろう…。


自分でも、よく分からない。


悔しかったのか…あるいは、初めから悲しかったのが、表面化したのか。


分からないが、崩れた卵焼きの形をキレイに戻す時の気持ちは。


それまで、こらえていたイライラよりも、虚しくて切なくて。


抑えるには、より強い意志が必要だったのを覚えている。


自分は、そんな気持ちではないフリをしているつもりだが。


その無理は、長くは続かず。


自分の行動の中に、多かれ少なかれ表れるものなんだろう。


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