センセイのチカラ―受験生応援小説―



う、動かれへん・・・・・・



中学3年でこんな経験していいん?


そりゃ、周りでは付き合ってる子もおるけどさ。



まさか、自分がこんな告白されるなんて・・・・・・






「聞こえへんかったんか?もう一回言おか?」



「いいです!!もう聞こえたから大丈夫です!!」



下を向いて、目を閉じた。


貧血で倒れそう。



ほんまに・・・・・・やばいくらいドキドキする。



大人の世界に足を踏み入れちゃった気分。




「何度でも言うたる。頑張ってる小阪を見て、俺は好きになった」




照れるし!!


どう返事していいかわからんし。




「あれ?聞こえへんかったん?じゃあもっと言うで。俺は頑張ってるお前が好きや。だから、高校行ってもしっかり頑張るんやで。俺にもっと好きになってもらえるように頑張るんやぞぉ?わかった??」



好き好きって連発しすぎやろ!!




< 104 / 111 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop