センセイのチカラ―受験生応援小説―
先生の力-END-
受験生になって、周りがどんどん変わった。
親も、先生も、私自身も。
プレッシャーを与える貼り紙が学校に増えて、受験受験ってうるさいくらい言われる。
勉強なんかしたくなかった。
受験なんて大嫌いやった。
受験に必死になる先生も、友達も、親も・・・・・・嫌いになった。
受験って、何やねん!!って、イライラしてた。
でも、確実に受験は、やってくる。
志望校も、瑠美と一緒のところがいいってことだけで決定した。
勉強してない私は、成績もギリギリで、自分でも無理やろうなって思ってた。
現実逃避してた。
笑って、走って、あほなこと言って。
瑠美と笑ってる時だけ、受験生ってこと忘れられた。
だけど、逃げ続けるわけにもいかんくて。
そんな時、
どこにでもおるような普通の英語教師が・・・・・・
私を救ってくれた。