センセイのチカラ―受験生応援小説―
不思議。
恋は、突然やってくるって言うけど、ここまで突然とは・・・・・・
私は黒岩に恋をした。
恋をしたからか、黒岩の言葉が心に響いたからか、どうかわからんけど
私は、受験勉強を頑張った。
燃えに燃えて勉強して。
それと共に、
黒岩への想いも強くなった。
「卒業おめでとう」
黒いスーツを着た黒岩が、にっこりと笑う。
「先生、寂しい?」
「寂しいよ。でも、お前にはまた会えるから頑張るわ」