センセイのチカラ―受験生応援小説―
黒岩を意識してから、初めての黒岩の授業・・・・・・
めっさ緊張&楽しみ。
「もうすぐ来るで」
瑠美が私以上に落ち着かへん様子で廊下を見てる。
チャイムが鳴ってから教室に来るのが黒岩。
チャイムと同時に始める先生もおるけど、黒岩は違う。
「はい、始めるぞ」
1分後くらいに到着した黒岩は、ゆっくりと英語の教科書を開く。
「え~っと、今日は後半30分は自習にする。質問あったら受け付けます」
みんなが教科書やノートを開いてる時に、私はただただ黒岩を見つめてた。
ハッ!!!!
目が合ってもーた!!!
やばい。
慌てて、ノートを開いて、シャーペンを持ってみる。
「じゃあ、今日は・・・・・・小阪。読んでくれるか」
うっそーーーーー!!
いつも、30日なら出席番号30番、とかって当ててたのに。
いきなり、私?