センセイのチカラ―受験生応援小説―


黒岩を意識してから、初めての黒岩の授業・・・・・・



めっさ緊張&楽しみ。




「もうすぐ来るで」



瑠美が私以上に落ち着かへん様子で廊下を見てる。


チャイムが鳴ってから教室に来るのが黒岩。


チャイムと同時に始める先生もおるけど、黒岩は違う。




「はい、始めるぞ」



1分後くらいに到着した黒岩は、ゆっくりと英語の教科書を開く。



「え~っと、今日は後半30分は自習にする。質問あったら受け付けます」


みんなが教科書やノートを開いてる時に、私はただただ黒岩を見つめてた。



ハッ!!!!


目が合ってもーた!!!

やばい。




慌てて、ノートを開いて、シャーペンを持ってみる。




「じゃあ、今日は・・・・・・小阪。読んでくれるか」




うっそーーーーー!!


いつも、30日なら出席番号30番、とかって当ててたのに。


いきなり、私?



< 42 / 111 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop