センセイのチカラ―受験生応援小説―
家に帰っても、テンションが上がったまま。
夕食後、お母さんが買ってくれたドーナツを食べて、すぐに自分の部屋へ。
他の教科は、大丈夫なはず。
英語だけ・・・・・・
頑張るしかない。
だって、黒岩に恋した証、残したい。
黒岩に恋したからこそ、英語を頑張ろうって思えたんやもん。
絶対、志望校受かってみせる。
で、
黒岩に、褒めてもらうねん。
それだけで・・・・・・満足。
それ以上は望まない。
思わせぶりな発言ばっかりする黒岩やけど、ちゃんと理解してるつもり。
黒岩なりの優しさ。
だから、変な勘違いはしないでおこう。