センセイのチカラ―受験生応援小説―
緊張して、変な歩き方になる。
黒岩からの返事が・・・・・・もらえる。
ガラガラ・・・・・・
誰もいない教室に入る。
自分の席に座って、深呼吸。
OKやったら、付き合えるってこと?
私、ようわからん。
今までも、ほんまに誰かを好きになったことないし、付き合うとかようわからんねん。
黒岩を好きになるまで、はっきり言って、そういうことに興味なかったもん。
机の上の落書き。
瑠美が書いた“黒岩”って文字を見つめる。
黒岩は大人やし・・・・・・経験だってあるやろうし。
いざ付き合ったら、私のことガキやって思って、引くかもしらん。
私・・・・・・
色気とかないしさ。
胸もないし・・・・・・
ほんまに子供やし。
何か、今さら・・・・・・不安になる。
付き合えたとしても、うまくいくんやろかって。
てか!!
まだOKももらってないのに、そんなん悩むのおかしいわな。