センセイのチカラ―受験生応援小説―




緊張して、変な歩き方になる。



黒岩からの返事が・・・・・・もらえる。




ガラガラ・・・・・・



誰もいない教室に入る。


自分の席に座って、深呼吸。




OKやったら、付き合えるってこと?


私、ようわからん。




今までも、ほんまに誰かを好きになったことないし、付き合うとかようわからんねん。


黒岩を好きになるまで、はっきり言って、そういうことに興味なかったもん。




机の上の落書き。


瑠美が書いた“黒岩”って文字を見つめる。




黒岩は大人やし・・・・・・経験だってあるやろうし。


いざ付き合ったら、私のことガキやって思って、引くかもしらん。


私・・・・・・

色気とかないしさ。


胸もないし・・・・・・

ほんまに子供やし。




何か、今さら・・・・・・不安になる。




付き合えたとしても、うまくいくんやろかって。





てか!!


まだOKももらってないのに、そんなん悩むのおかしいわな。





< 98 / 111 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop