風になれ
「何回も言うようで悪いけど野風」
ちょうど信号で止まって
優子が私を見つめてきた。
「楽しもうね。
ウチらのテニスを」
楽しむ。
それが1番大事。
悔しいんじゃない
恐れるんじゃない
私たちだけの最高のプレイを。
「当然」
信号が青になって私たちは
再び走り出した。
会場となる公園はもう目の前だ。
ちょうど信号で止まって
優子が私を見つめてきた。
「楽しもうね。
ウチらのテニスを」
楽しむ。
それが1番大事。
悔しいんじゃない
恐れるんじゃない
私たちだけの最高のプレイを。
「当然」
信号が青になって私たちは
再び走り出した。
会場となる公園はもう目の前だ。