風になれ
「ねえ、大地くんはさ
高校にテニス推薦で行くの?」
練習の合間に私がそう聞くと
え?と大地くんは不思議そうにした。
「だって、けっこーいろんなとこから
スカウト来てるでしょ?
だから強豪校行くのかなーって思って。
大地くんテニスやってるとき
イキイキしてるし」
そりゃあ、と大地くんは笑って言う。
「正直俺、成績もよくねーし
何にも知らない馬鹿だから
テニスだけが取り柄なんだよなー。
だからその道のスカウトのプロに
注目してもらえたってことは
少なからず認めてもらえてるんだろうし
すごい嬉しいことなんだけど…
今のところその方向は考えてないや」
は!?
信じられなくて
思わずラケットを落としてしまった。
高校にテニス推薦で行くの?」
練習の合間に私がそう聞くと
え?と大地くんは不思議そうにした。
「だって、けっこーいろんなとこから
スカウト来てるでしょ?
だから強豪校行くのかなーって思って。
大地くんテニスやってるとき
イキイキしてるし」
そりゃあ、と大地くんは笑って言う。
「正直俺、成績もよくねーし
何にも知らない馬鹿だから
テニスだけが取り柄なんだよなー。
だからその道のスカウトのプロに
注目してもらえたってことは
少なからず認めてもらえてるんだろうし
すごい嬉しいことなんだけど…
今のところその方向は考えてないや」
は!?
信じられなくて
思わずラケットを落としてしまった。