風になれ
「ねぇ、いつまでつったってんの」
「瀧さん、動いて!!」
げっ。
ぼーっとしてた。
「すいません、…ボール送りますっ」
するとセンパイ達は
わざとらしくそれをスルーして
コートに戻ってしまった。
はぁ~!?
「ほんっとのろま」「超きも」「うぜぇ」
なんなの一体!
今日びこんなあほくさいいじめ
小学生でもやらんわ!!
わざと私にきこえるように
悪口を言うセンパイ達に
心の中で悪態をつきながら
私はもといた定位置に戻った。
心の中では散々に言えるけれど
やっぱり面と向かって言えない私は
同級生たちと同じように弱い。
「瀧さん、動いて!!」
げっ。
ぼーっとしてた。
「すいません、…ボール送りますっ」
するとセンパイ達は
わざとらしくそれをスルーして
コートに戻ってしまった。
はぁ~!?
「ほんっとのろま」「超きも」「うぜぇ」
なんなの一体!
今日びこんなあほくさいいじめ
小学生でもやらんわ!!
わざと私にきこえるように
悪口を言うセンパイ達に
心の中で悪態をつきながら
私はもといた定位置に戻った。
心の中では散々に言えるけれど
やっぱり面と向かって言えない私は
同級生たちと同じように弱い。