風になれ
「どうしてもう解散するんだ。
まだ部活終了まで時間があるだろ?
今からテニスコートに集合しよう」
えー
多分ここにいる全員(徳元も含めて)が
そう思ったことだろう。
実際私は今日観たいドラマの再放送が
あったからできることなら
早く帰りたかった。
でも広内先生はそんな空気を
微塵も感じていないらしく1人にこにこと
テニスコートに向かっていた。
「…行こっか」
曇り顔の優子につられて
私も広内先生に続いて教室を出た。
「なんか変わってる先生だねー」
伊久ちゃんの相方、
南が彼女にそう言っているのが
後ろからよくきこえてきた。
まだ部活終了まで時間があるだろ?
今からテニスコートに集合しよう」
えー
多分ここにいる全員(徳元も含めて)が
そう思ったことだろう。
実際私は今日観たいドラマの再放送が
あったからできることなら
早く帰りたかった。
でも広内先生はそんな空気を
微塵も感じていないらしく1人にこにこと
テニスコートに向かっていた。
「…行こっか」
曇り顔の優子につられて
私も広内先生に続いて教室を出た。
「なんか変わってる先生だねー」
伊久ちゃんの相方、
南が彼女にそう言っているのが
後ろからよくきこえてきた。