風になれ
つんっと鼻を上に向ける。

「今の言葉先生に…」
「~あーもうわかった!
 ごめんなさいねー」

優子に背を向けて
私はトイレに向かった。



うん、もうわかるでしょ?
そのトイレに
伊久ちゃんと南が
いたわけでありまして。
タイマンはってたわけですよ。

「なんで、なんで!」

伊久ちゃんが叫んでいる。
その顔は超ヒステリック。
いや、アナタがなにさ。

「ごめん、もう決めたんだよ」
「…ふざけんなっ!!」
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