゚・*:.。.宝石箱 .。.:*・゜
段々学校生活にも飽きていった頃だった。


あたしのクラスの担任が突然やめることになった。


翔子とあたしが一番泣いていた。


朝の会に校長先生からいきなり告げられた。


あたしたちのクラスはその一日は悲しみに暮れていた。


離任式でもあたしと翔子は泣いていて、


泣いていても先生は安心して学校をやめることが出来ないと思ったかもしれない。


でもその頃のあたしたちは若すぎた。


自分の感情をさらけ出すことしか出来ないまだまだ大人になりきっていないとこがあった。


あたしは多分貴重だと思う。


あたしが過ごす先々でたくさんの別れを経験してる。


クラスメイト、好きだった人、大好きだった友達、広瀬、そして阿東先生。


みんな、みんなあたしから去っていく。
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