゚・*:.。.宝石箱 .。.:*・゜
咲はとてもあたしと仲が良かった。


行動する時は今思うとずっと咲が隣にいた。


でもその話を話してくれたのは咲ではなく


麻耶だった。麻耶はあたしに


「柴帆、悲しませたくないんだけど聞いてね?


啓ね・・・転校するんだって。」


麻耶はあたしが啓が好きなことを知っていた。


だから言ってくれたのだと思う。


本来この話を知っているのは啓とのお別れ会を企画していた


企画委員の人だけだった。咲も企画委員だった。


あたしは企画委員ではなかった。というよりいつそんなのが


決まったのすら覚えていない。


あたしは必死になって咲を探しに行った。
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