あなたの声
 その瞬間大きな音が聞こえたんだ
 でも怖くて、怖くて目を開けなかった
 

 どっちが勝ってるんだろう
 そんな不安を抱きながら時が過ぎるのを待った


「結愛、もう大丈夫だ」
 あたしの大好きな声が聞こえた
 そっと目を開けてみるとそこには笑顔の悠斗がいた
 悠斗、買ったんだ!


「おい、もう結愛には近づくなよ
 近づいたらどうなるか分かってんだろうな!」
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