ミライミドロップ
そう言って、笑顔をこぼす彼女の手に触れると・・・
「やっぱ、冷たいじゃん・・・!!ホント、ゴメンな・・・?」
「やだなぁ・・・。ケイタ、そんなに謝らないでよ。こうやって、ケイタにあっためてもらうのが、私は好きなんだからぁ・・・!!」
いつにもまして、可愛い事を言うノゾミ。
やっぱり・・・ノゾミの悩みは、受験の事とか・・・かな。
「ノゾミ・・・なんかあったら、絶対俺に言えよ?」
「な、なに・・・?ケイタ、突然。私、なんにもないよ?」
ノゾミは普通に言ってるつもりだろうけど、
動揺しているのは明らか。