ミライミドロップ




「今日の体育の授業の時、カッコよかったよ!!」


「・・・見てた?」


「うん!!」



今日は、体育を受け持つ先生がいなかったので、

代わりに別の教科担当の先生が来て、

好きな種目をやっていいことになって、サッカーをやっていた。



「ホント、ケイタは運動もできるし勉強もできるし・・・尊敬しちゃう!!」


「ノゾミだって・・・!!運動も勉強もできるじゃん!!」


「ううん・・・私は、そんなに運動上手くないし・・・。」


なんか・・・重い空気になってきた・・・。


「と、とにかくっ!!ケイタは凄いよ!!」


「そっ、そっか・・・?あ、りがと・・・。」


ここで否定してしまうと、また重い空気になりそうなので、

一応、受け入れることにした。



・・・・・決して、自分で凄いと
思ってるわけじゃないから、

そこらへんは、ちゃんと分かっていてほしい。



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