ミライミドロップ
少し元気がないアツシは、
またまたおせっかいな事を言う。
「そっ、それより!!お前、ノゾミちゃんと早く、より戻せよなー?」
「分かってるって!!」
「分かってないだろ!?俺さ・・・ノゾミちゃんが、ケイタ以外の奴と歩いてるところは・・・見たくない。」
少しうつむきながら言うアツシ。
その顔は・・・きっと照れて、
赤くなってるんだと思う。
「おう・・・。必ず・・・より戻すし、手放すなんてことは、ない。」
「そうか・・・?なら、良いんだけど。」
それから俺達は、一言も話さず、
それぞれの帰路についた。