ミライミドロップ




男はその言葉を聞いて、一瞬力を緩める。


その隙に女はベッドから抜け出し…

服を着始める。


・・・ちょ、ちょっと待てよ?


“俺から”電話がかかってきたってことはだ。


さっきまでノゾミと寝ていたあの男は・・・誰なんだ?


・・・そして、俺の頭の中に、嫌な考えが浮かんだ。


俺に似ている奴なんて、そうそういない。


そして・・・考えてみれば、一人いる。


そう・・・俺の兄貴、リョウだ。



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