ミライミドロップ




その後も、男・・・リョウは、


「これからも・・・この事ばらされたくなかったら、来いよな?」


と、ノゾミに迫る。


ノゾミは、黙って男から背を向け、

玄関へ歩いていった。



その後・・・玄関から出てきたノゾミ、

会話をそれまでに終わらせていたのか、携帯を閉じる音がして・・・。



「はぁ・・・。ケイタ、私達、もう・・・3年前のクリスマスからの溝は、乗り越えられないのかもしれないね。」



と、言う独り言を残して、立ち去った。



3年前のクリスマス・・・。


今、まさに俺がその状況にある。



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