ミライミドロップ
変える未来
―――次の日の朝。
俺は、いつもより早めに起きて、
早めに自分で朝食を用意し、食べた。
そして、椅子を立ち上がったとたん―――
「ケイタ。」
おばあちゃんが、リビングに入ってきた。
正直、自分ではだれにも気付かれないように、静かに行動していたつもりなので、
かなりビックリした。
「ばあちゃん・・・。」
「その様子だと、悩みは解決できたみたいだね?」
「うん・・・。」
「まあ、頑張ってきな?・・・美奈子さんには、内緒にしておいてあげるからね?」
美奈子さんとは、おふくろの事。
そして・・・まるですべてを見透かしているようなおばあちゃんの言葉に、俺はドキリとした。