ミライミドロップ




「もぉ~遅いよ、ケイタ。」



以前、俺が酷い態度をとってしまったにもかかわらず、

今までと同じように接してくれるノゾミに感謝しつつ・・・


そして、癒されながらも、



「ゴメン、ゴメン。」


と、ノゾミの手をさりげなく握る。


すると、ノゾミは顔を真っ赤にさせながら、


「い、いいよ・・・。私が来るの早すぎたんだし・・・。」


と、それっきり、黙りこくってしまった。



そんなノゾミを可愛いと思いながら見つめる俺。



そして・・・どちらからともなく歩きだして、




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