ミライミドロップ
しばらくして、ノゾミに
「もう、帰るか?」
と、聞いたら...
ノゾミは悲しそうな顔をして、
「ケイタ・・・私、最後に観覧車だけは乗っておきたい...ダメ?」
「ダメ...なわけ、ないじゃん。」
ホントはノゾミの足が心配だけど...
そんな悲しい顔されたら、断れない。
しかし...そんな俺の不安もよそに
ノゾミは先ほどまでの悲しそうな顔から一転、笑顔で
「さ、行こっ!!ケイタ!」
と、立ち上がろうとする。