ミライミドロップ
案の定...ノゾミは、その場で前のめりに倒れそうになる。
...それを何とか受け止めて、
「ホントに大丈夫か?」
と、聞いたら...
「お願い、ケイタ...。」
と、うるうるさせた瞳で言われてしまった。
しょうがないな...
俺はこのノゾミの瞳には弱い。
・・・というか、男ならだれでもそうだと思う。
―――そして、なんとか観覧車の場所へたどりついた俺達は、
係員さんにフォローしてもらいながらも、
乗り込んだ。