ミライミドロップ





でも...せっかくだし、それに乗じて...


ふと、ノゾミを見てみると、

斜め上の方を向いて顔を真っ赤にさせていた。



不思議になって、俺も見てみる。



あぁ・・・そういうことか。



ノゾミの視線の先には、抱き合いながら、濃厚なキスをするカップルがいた。



...そんな俺達も、もうすぐ観覧車の一番高いところ。



俺は、不意に立ちあがった。



自分でも驚いた。


...けど、気付いたら、ノゾミの柔らかい唇に、自分の唇を重ねていた。



でも、それは、一瞬で...




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