ミライミドロップ
その後...
今日は、3学期の始業式。
そして...今俺は、アツシと学校へ向かってる途中だ。
「.....残念だったな、ケイタ。3学期最初の日に隣に歩いてるのが俺で。」
意地悪い顔をしながら、アツシは言う。
実は、ノゾミ。今日は風邪で学校休みだそう。
「.....別に、冬休みの間、ほとんど会ってたから問題ない。」
あくまでも表情を崩さす言う俺に、アツシは...
「そういえばな...あの、折り入って、ケイタ様に相談があるのですけども...。」
アツシが、こんな風に丁寧なセリフを言う時は、
必ずと言っていいほど、相談か...何か悩みがある時だ。
「何だよ?何かあったのか!?」
「河原ちゃんの事で...なんですよ。」
先ほどまでよりも、アツシの背中が小さく見える...ようなきがする。