続☆恋ごころ-君と恋愛-
「そうですね…」
いまだに、気軽に話しづらい自分が嫌になる。
こんな性格、嫌だよぉ…
「あんな顧問は無視に限る!掃除、俺も手伝うよ」
「え!?」
「掃除してる一年を見るだけって言うのも、アレだしな…」
「ありがとうございます!」
しばらくたって、他の部員も到着した。
顧問はずっと、寝たまんまだったけど…
掃除用のモップを片付けているとき、未衣がにやけた顔で聞いてきた。
「ねぇ、佐野先輩優しくなったよね!!」
「え??そうなの!?」
「そうなの?って…彼女だから、分かるでしょ!!先輩、志帆を見るときの目はすっごく優しいんだから!!」
そうなんだ…。
周りからそう見えてるのかぁ。