続☆恋ごころ-君と恋愛-

あんま、思わなかった。

「あ、そっかぁ!先輩は前から志帆にだけは優しかったんだね。」

「そんなことないって!!」

「そんなことあるよー!だって、恋を応援してくれたりしてたじゃん。」

「そう…だけど…」

「志帆ちゃんー未衣ちゃんー!部活するよー!」

千晴先輩が部室の外から呼ぶ。

やばい、話しすぎてたかも。

「おっせーよ!」

棗がなぜか私にだけ文句を言う。

この彼女びいきが…

「うるせぇ棗。お前は一年のクセに掃除してないだろーが。掃除は女子の仕事じゃねーんだよ。」

そういって先輩が棗の頭を軽く叩く。

「掃除なんてめんどくせーよ、だったら永井だってしてないじゃん!」

「レディファーストだ。」

「なんか使い方おかしくね!?」
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