続☆恋ごころ-君と恋愛-
「佐野君も、しゃべってないで部活するよ!!」
「あぁ、そうだな。…小林、顧問まだ寝てたか?」
「え??」
顧問…
私は未衣と顔を見合わせた。
「いなかった…よね??」
「え!?いつの間に帰った、つかいなくなったの!?」
顧問のことすっかり忘れてた!!
そのとき、部室横のトイレから水の流れる音がした。
そこからゆっくりと出てくる顧問。
「おぉーおはよう!!朝早く行って驚かせてやろうと思ったんだが、寝てしまった!!」
「十分驚きましたって。」
「それはよかった!!…しばらく見に来れなかったが、新作は仕上がってきているのか?」
「今、通しをやろうとしてたところです。」
「そうか、しかしあの脚本はなかなかおもしろいな!!しかもヒロインは小林…なかなかいいものができそうだ。」