続☆恋ごころ-君と恋愛-
*もっと好きになればいい
私と、佐野先輩以外の4人はホールの端で話をすることに。
「ごめんね志帆ちゃん…軽はずみな発言しちゃって。」
突然、千晴先輩が謝りだした。
「佐野くんの言ってることはすごく正しい。きっと、志帆ちゃんに気づいてほしいから、成長してほしいから、あんな言いかたしたんだよ!?」
「分かっています…。でも、どうしたらいいかよく分からなくて…」
私に求められている演技は何?
それが、どうしても分からないの。
「じゃあ、私から…これは、志帆ちゃんだけのことじゃないから、みんなも考えてね。」
「もちろんです!」
「志帆ちゃん…奈津って、部長のことどう思って最後にああ言ったの?」
「え…と…愛されてよかった…?」
「だったら、そう思ってないとダメじゃない!!簡単なことでしょ?」
え…
そう思ってる…
「そう…ですよね」