続☆恋ごころ-君と恋愛-
「惚れこませるって、人聞き悪いですね…。俺が惚れこんでるんですよ。」
そういって、樹は怪しげに…甘く笑った。
「俺の夢に、あいつを連れて行きたい。エゴかもしれないですが…」
樹の夢は、"俳優として人生を終える"こと。
そこに、志帆もいてもらいたいということだ。
「いや…私はもう何もいえないな…ははっ、青春すぎて体中痒いぞ。」
「それはよかった。もっとそうなっていただけると光栄です。」
「…佐野、おまえたまにきついぞ。」
「すいません、自覚ないです。」
なんともいえぬ空気の会話の中、千晴の声で空気は変わる。
「佐野君!!話終わったよー♪志帆ちゃん、かなりグレードアップするよ?」
「グレードアップって…!!」
「そっか、それは楽しみだな。じゃあ、ラストシーン…してみるか?」