いつメン


「あの!莉奈は!?」

「莉奈は自分の部屋に居ます」

「行くぞ!」

「待ちなさい!!」

「何や!俺らは急いどるんや!」

「夫を…莉奈の父を…助けてくれませんか…?急に変な化け物みたいに」

《助けてあげろ》

は…?

《どちらにしろ倒さないと小泉莉奈を助けられない》

マジで言ってんの?

《あぁ。お前なら出来るはずだ。助けたい気持ちがあるならな》

あるに決まってんだろ。

《なら行くぞ!サポートは私に任せろ》

あぁ!任せたぜ!!

「莉奈の親父さんは今何階に?」

「3階に居ます!私は怖くて行けませんが3階の莉奈の部屋にいるはずです!!」

「わかりました!助けます!だからお母さんは外に!!」

「いや、莉奈の母さんを危ない目にあわせたくない。歩未は莉奈の母さんと一緒にいろ」

「どうして!?あたしも一緒に行く!」

「お前は戦闘力が高いはず。だから莉奈の母さんを守ってやれ」

「……う…ん…」

「空は俺と一緒に来い」

「あぁ!」

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