いつメン


ドガッバキッ

「莉奈!?どこだ!」

「莉奈ー!」

この声は…雅!?
それに空もいる!?

「雅!!空!!」

私はとっさに大声で雅たちを呼んだ。

「莉奈!!」

「雅!」

「良かった…ケガはないか!?」

安心して声が出ないから私は小さくうなずく。

「雅!奴が来る!!」

「ちっ」

グイッ

「ぁ」

雅と空は私の腕を引っ張って走りだした。

状況が理解出来ない…
周りが暗いせいか、それとも見たことのないお父さんを見てしまったせいか。

ううん。きっとこの場に雅と空がいるからだと思う。

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