いつメン
俺たちは無事ヤマトに着いた。

「行くぞ」

「あぁ」

そこから俺らは戦いに参戦した。

周りから砲弾の爆音が俺の耳に届く。

「うっ…う…おか…さ…ん…ど……こ…」

あんな所に子供が!!

子供を狙って銃を定めてる奴がいた。

あんな雑魚に子供を殺らせてたまるかよ!!

「どけよ!!」

子供を狙っていた男から血が飛び散る。

今までの俺だったら絶対あり得ない行動だな。

「大丈夫だったか?」

「う…うっ……」

「泣くな。男だろ?」

「だって…」

「いいか?ここを真っ直ぐ走って右に行くんだ。そしたら背の高い金髪の男が居たら雅って叫べ。きっと助けてくれる」

子供は小さくうなずいて走った。

きっとカイがどうにかしてくれる。

「うりゃあ!!」

ガキンッ

「雑魚が街を襲うなんて…100万年早いんだよ!」
また男から血が飛び散り俺の身体を包み込む。

血生臭い…

6月21日

戦いは未だに続いた。

莉奈と歩未とシュウに会えずクロもいない。
俺とカイだけがこのヤマトで戦い続けた。

莉奈どうしてるかな…

助ける事できたかな…?

グサッ

油断していた…
なんで気付かなかったんだろ?

誰かの剣が俺の肝臓近くを貫いた。

「ちっ…くしょぉ!!」

「雅!!」

この声は…

「うりゃあぁぁ!!」

「空!?」

なんで…

「大丈夫か!?」

「お前…兄貴は!?」

「話は後や!!今は戦いが先やろ!?」

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