君の好きな人。
「うっわ〜なんだよ、昌利まで。ひでーなぁ…」
なんかホントにへこみだした、龍哉。
もーしょーがないかっ!!この彩未様が慰めてあげるよっ♪
「龍哉?大丈夫?…今日の髪似合ってると思うよ?」
そう、のぞきこみながら言うと龍哉の顔が赤くなった。
「ちょっ…どうしたの!?」
最近、私が話しかけたらよく顔を赤くする龍哉。
私が龍哉のおでこを触ろうとしたら、後ろから昌利に髪を引っ張られた。
「いたっ……ちょっと!!何?」
「ばーか。龍哉は熱があるんじゃね〜よ」
…らしい。
もういいしっ!!
ちょっと唇を尖らして怒ってるフリをしてみた。