君の好きな人。



「って、ええーーー!?」


だるそうに耳を塞ぐ昌利。

いやっ今はそんなことよりも……えっ?龍哉が私のことを!?


えっ?えっ!?え゙え゙っ!?



「ほっホントに…?ホントに私のこと…?」

私が聞くと龍哉は苦笑いをして、


「本当だよ……出会ったときから、一目惚れだったんだ…」


「う、嘘……」


「ちなみに……」


龍哉はチラッと昌利をみた。


「はぁ〜…………俺も好きだよ…彩未のこと」


昌利も龍哉のときみたいに、頭をがしがしとかく。


てか、えっ?えっ!?え゙え゙?


私、モテ期…?



「……おい…」


1人舞い上がってた(だろう)私に呆れた龍哉の声が聞こえる。




< 55 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop