white*letter



家電がなった瞬間、ビクッとなった。


「はい、もしもし」

『渡辺さんのお宅ですか?』

聞いた事のない声。


「…はい、そうですけど」

『実は―――…』




電気もテレビも消さずに、何も持たず家を飛び出した。

走って走って走って。


ひたすら走った。





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