white*letter
「好きだけど、別れる」
「…意味わかんねぇ」
「浤太で遊んだ事は一度もないよ。本当にちゃんと好きだった。今も好きだよ」
「じゃあなん――…」
「でもごめん。今までありがとね」
それだけ伝えて、浤太の前から姿を消した。
大泣きしながら家に帰った私は、携帯の電源を切りファッション雑誌や、化粧道具、友達と撮ったプリクラや、浤太がくれた物…。
"邪魔"なものは、全て捨てた。
おばあちゃんが止めてくれたけど、それでも私は泣き狂いながら、綺麗に全部捨てた。