white*letter
「おばあちゃん達が残してくれたそのお金に、困った時は頼るんだよ」
私が彷徨っていた時も、遠くからちゃんと想ってくれていた人が居た。
「頼ったそのお金に罪悪感を感じるなら、バイトしてて、少し余裕が出来た時に返せばいいじゃん」
ずっと、想ってくれていた人が……。
「倒れたとかふざけた事しやがって」
「…すいません…」
「そんな姿見せて恥ずかしくねぇのかよ」
「……ごめんなさい…」