white*letter
寂しい、笑顔を……。
「もう、とっくに終わってた」
「……………」
「俺が気付かなかっただけ」
無駄にヘラヘラして、隠せるとでも思ってるんだろうか。
「…何言ってるの…」
「多分、俺。砂瑛が最後だと思う」
「……………」
「今も、カッコ悪ぃけど…。伝えきれないほど好きだし」
「なら――…」
「でも砂瑛は、俺と歩いてちゃダメだ」
…なんで…。
そんなに泣きそうなの…。
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