white*letter



ゆっくり眠ろう。と思って目を閉じようとしたその時。


ガラガラっとドアが開いて、誰かが入ってきた。


「せんせー」

「誰もいなくね?」

先輩か、タメか、後輩か。それはわからないけど、女子生徒の声だった。


「絆創膏欲しかったのにぃ」

「貰っちゃえば?」

「…そおだね」


そう言って、ガサゴソとあさる音。




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