神の承諾~純愛~
ハイマンは、端末に手を触れるとキーボードを叩く。

「ホシの位置だ。」
驚いた。俺の無線レシーバの画面にも藤田百合の現在の位置情報が送られてくる。

「コイツまだ自宅だぜ。起動状態に入っているかも分からん。とりあえず周辺の使えるアンドロイドは自然的に泉氏の警護に当てられてる。何十対一だ。さすがに用意周到すぎねえかあ?」

いや、助かる。


しかし、ヨウから怒号が無線で響く。「ハイマンどうなってる!?アンドロイドが暴走を始めてるぞ!亮を警護に出せ!」


「特異磁場でこいつ等狂ってやがんのか、畜生め!!」
ハイマンも怒鳴る。
「何やってる!!!早く行けえ!!」





俺は張り裂けた風船のように走った。泉さんが危ない。

急がないと!!
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