ヒミツのお姫様☆

とか、心の中で思いながら一応、女だとバレたらいけない身分なので、否定の言葉を口にしてみる。



「ち、ちげぇよ。
わ……俺は女じゃねぇ」



う゛ぅ……。



い、一応、男の子っぽく喋ってるつもりだけど……。


今まで、男の子と喋ったことないからわかんないよ!!


「あ、なんか……動揺してる?」


くすっと笑い、八王子くんは綺麗な顔を傾けた。



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