ヒミツのお姫様☆

爽は、そんな私の顎をスっと上に持ち上げて私の顔を覗き込んだ。


その綺麗な顔に


その形の整った唇に


私の心臓はドキリと飛び跳ねる。


赤い顔を見られたくなくて、私はぷいっと横を向いた。


「も……う……キ、キスとかしないでよ///」


「んー。それは、わかんない」


「はぁっ!?」


「男ってそういう生きものだから」


爽はクスリと瞳を揺らした。

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